株式会社JERA 新名古屋火力発電所様にて、リフレッシュスペース・保健室のリニューアルを実施しました。
本事例では、その背景とリニューアルのポイントをご紹介します。

リフレッシュスペースリニューアルのきっかけ

今回のリニューアルは、別エリアの改修をご依頼いただいたことがきっかけでした。
現地確認の際、対象エリアに隣接するリフレッシュスペースについてもお話を伺う機会がありました。

JERA 新名古屋火力発電所ご担当者様

リフレッシュスペースを設けているものの、日常的な利用が思うように広がっていない

お悩みをお聞きし、リフレッシュスペースとして働く方が自然と使いたくなる空間へと見直すご提案を行いました。

リニューアルで目指したこと

今回目指したのは、単なる休憩場所ではなく、働く方が自分の状態に合わせて過ごせる場所です。
たとえば、

  • 仕事の合間に少し気持ちを切り替える
  • ひとりで落ち着いて過ごす
  • 昼休みに少し身体を休める
  • 短い時間でも自分のペースを整える

そうした使い方も想定しながら、空間の構成を検討しました。

JERA 新名古屋火力発電所様の建物内には、執務室のほかに、食堂やサテライトオフィスなど、目的に応じて使われる場所があります。
その中でリフレッシュスペースは、食事をする場所というよりも、少し気分を変えたり、ひとりで静かに過ごしたりするための場所として位置づけられています。
だからこそ、「この場所ではどのように過ごせるのか」が自然に伝わることを大切にしました。

リフレッシュスペース Before → After

Before

リフレッシュスペース

リニューアル前は、自動販売機や既存のカウンターなどの設備はありましたが、空間全体としては少し古く、使い方が明確に伝わりにくい状態でした。また、家具についても、食堂で使わなくなったものや別の場所から持ってきたものを組み合わせており、統一感や居心地の面では改善の余地がありました。

After

好きな場所で気分転換ができるようにデザイン

ゆっくりくつろげる場所、飲み物を片手に少し休める場所、静かに座れる場所などを設け、利用者がその時の気分や目的に合わせて居場所を選べる構成としています。
また、小上がりやハンモックなども取り入れ、短い時間でも気持ちを切り替えられるような設えとしました。

新しくなったリフレッシュスペースの特徴

1. ひとりで過ごしやすい空間構成

今回のリニューアルでは、グループで集まるための場所ではなく、ひとりで過ごしやすい空間づくりを重視しました。

JERA 新名古屋火力発電所様には、すでに会議室や食堂、サテライトオフィスなど、複数人で使える場所や業務に集中できる場所があります。そのため、リフレッシュスペースでは、あえて「ひとりで整える」「少しだけ気分を変える」といった使い方にも着目しました。

短時間の休憩、軽作業、気分転換、少し静かに過ごす時間。
そうした過ごし方を受け止められるよう、ソファ席やカウンター席、静かに座れるチェアスペースを組み合わせています。昼休みにハンモックで休む方もいるなど、少しずつ新しい使われ方も生まれています。

2. 既存設備を活かした計画

今回の計画では、既存の設備も活かしながら空間を構成しました。

カウンター

特に、窓際のカウンターはもともとあった設備です。
すべてを大きく変えるのではなく、今ある機能を前提にしながら、過ごし方が伝わりやすくなるよう家具やゾーニングを見直しました。
既存の機能に、滞在しやすさや居心地のよさを加えることで、リフレッシュスペースとしての使い方が自然に広がることを目指しました。

3. 気持ちを切り替えられる設え

リフレッシュスペースには、単に座る場所があるだけでなく、気持ちを切り替えられる雰囲気も必要です。今回の空間では、くつろぎや落ち着きを感じられる家具、グリーンを取り入れた設え、やわらかい印象の素材感などを組み合わせました。なかなか会社では見ることのないハンモックなども設置し、日常からのちょっとした抜け感も演出しました。

ハンモックが2つ

仕事中の緊張感から少し離れ、短い時間でも自分のペースを取り戻せる場所にすること。
また、使い方を限定しすぎないことで、昼休みに身体を休める、ひとりで落ち着く、気分転換に立ち寄るなど、それぞれの過ごし方を受け止められる空間になれば、と期待しています。

保健室リニューアルはイメージの具現化をサポート

リフレッシュスペースのリニューアルとあわせて、保健室についてもご相談をいただきました。
保健室は、体調がすぐれない方や面談に訪れる方、産業医・保健師の方が利用する場所です。
だからこそ、使う人が落ち着いて過ごせること、そして先生方が業務をしやすいことが大切になります。今回は、JERA 新名古屋火力発電所様の施設ご担当者様のデザインをもとに、家具を納入しました。

Before

After

L字型のテーブルで使いやすく
木目の天板や緑の備品入れで、森をイメージした色合いに。
全体の雰囲気

保健室は森をイメージ

保健室のリニューアルで特徴的なのは、「森」をイメージした空間づくりです。

JERA 新名古屋火力発電所ご担当者様

「森」をイメージ

一般的に保健室というと、病院のように白く、少し硬い印象があります。そうしたイメージを払拭し、落ち着きや安心感を感じられる空間にしたい、と考えました

そのイメージを大切に、机や椅子、棚の天板、備品整理用の籠まで、緑や黄色、木目の色合いで統一されています。また、L字型のテーブルを採用することで、産業医と保健師の方が横並びで作業しやすく、面談時にも話しやすいレイアウトとなりました。
以前は保健師の方の専用机がなかったそうですが、今回のリニューアルによって配置され、より使いやすい環境に変化しました。完成後、産業医・保健師の方にも大変喜んでいただけたとのことです。

お客様インタビュー

リニューアル前、リフレッシュスペースに感じていた課題

以前は、食堂で使わなくなった家具や、別の場所から持ってきたソファなどを組み合わせて使っていました。必要なものを置いて活用していたものの、全体としては古さや寄せ集め感があり、もう少し整えた方がいいと感じていました。

完成後の印象はいかがでしたか?

最初から工事の過程を見ていたので、大きな驚きというよりは、少しずつ完成していく様子を見ていた感覚です。ただ、きれいになったので、やってよかったと思っています。
小上がりも新しくつくりましたし、ハンモックで昼寝をしている人もいます。

保健室について印象に残っている点を教えてください。

保健室は、病院のような白いイメージではなく、森のように落ち着ける空間にしたいと考えていました。L字型のテーブルにしたことで、産業医と保健師が横並びで作業しやすくなり、保健師にもとても喜んでもらえました。

今後の期待を教えてください。

リフレッシュスペースは、今後もう少し利用が広がるとうれしいです。
保健室については、先生方が使いやすいことはもちろん、訪れる方が少しでも気楽に話せる場所になればいいと思っています。

おわりにー空間をより活用できるデザインへ

今回のJERA 新名古屋火力発電所様リフレッシュスペース・保健室リニューアルは、すでにある空間に、改めて役割を持たせる取り組みでした。リフレッシュスペースは、用意しただけで自然に使われるとは限りません。
だからこそ、利用する方が「ここでどう過ごせるのか」を感じられることを大切にしました。
また、保健室についても、JERA 新名古屋火力発電所様の施設ご担当者様が持っていらっしゃったイメージをもとに、家具の納入を通じて空間づくりをサポートしました。

丸天産業では、床・壁・天井・家具を含めた空間全体のご提案から、既存設備を活かした部分的なリニューアルまで、お客様の働き方や空間の使われ方に寄り添ったご提案が可能です。

これからも、より活用される場づくりをお手伝いしてまいります。