木に触れたのって、いつが最後でしたか?
便利で均一な素材が増えるほど、ふと恋しくなるのが、木のぬくもりや手ざわりかもしれません。
今回ご紹介するのは、名古屋木材株式会社様。
1945年創業の木材のプロフェッショナルでありながら、近年は“素材としての木”の可能性をさらに広げる挑戦を続けている企業様です。
目次
名古屋木材株式会社様とは——理念と循環型社会へのまなざし
名古屋木材株式会社様が掲げるのは、
「自然からの最高の贈り物である木材を『極め、見分け、生かし』循環型社会形成に貢献する」という企業理念。
“木材を扱う会社”という枠を超えて、木をどう活かし、どう社会に循環させていくか。
その視点が、事業の根っこにしっかりあることが伝わってきます。

どんな事業を展開しているのか
名古屋木材株式会社様は、木材の流通・販売を軸に、建材・住宅設備機器の販売、建築請負、ウッドデッキ施工など、暮らしや建築に関わる領域へ幅広く展開されています。
木には、大きく3つの効用があると言われています。
1つめは「二酸化炭素を吸収する」。2つめは「酸素を放出する」。そして意外と知られていないのが、3つめの「炭素を固定する」という働きです。
草花が数年単位で育つのに対し、木は数十年、時には数百年・数千年という長い時間をかけて成長します。いわば、木は“炭素の貯蔵庫”。そしてその性質は、伐採され木材として使われるようになってからも続いていくとされています。
さらに、木材は重量のおよそ半分が炭素に相当すると言われています。長く使われるほど、炭素を貯蔵し続ける素材なのです。

そう考えると、木の家づくりは、まちの中に“森林を育てる”ような営みとも言えるのかもしれません。
名古屋木材株式会社様は、木を届けることを単なる流通にとどめず、こうした視点も含めて社会に伝え、循環につなげていくことを大切にされています。
「木を届ける」という仕事は、素材の知識だけでなく、現場や使われ方まで見据える総合力が必要です。長年培ってきた土台があるからこそ、次の挑戦——“木の可能性を広げる技術開発”にもまっすぐ進める。そんな事業展開の力強さを感じます。
木の未知なる可能性を引き出す独自技術「圧縮成形」
名古屋木材様の挑戦の中心にあるのが、圧縮木材という技術です。
木を水蒸気の熱とプレスの力で成形し、硬くもでき、しなやかにもできる。
岐阜大学と共同開発した圧縮成形技術であり、木の潜在能力を高め、循環資源である木材の用途を拡げています。
そしてもうひとつ印象的なのは、未来への向き合い方です。
名古屋木材株式会社様は、国産材の活用を通じて、循環型社会の実現を目指しています。
圧縮木材には、国産のスギやヒノキなどを採用し、さらに、木材を水・熱・圧縮のみで成形加工するという“エコロジーな素材”でもあります。
こうした取り組みは、木の価値を広げるだけでなく、健康な森を育て、日本の林業の活性化にもつながっているのです。循環資源を活かした商品を生み出しながら、次の世代へ続く仕組みもつくろうとしています。

圧縮技術でできるのは2つの特殊な素材
名古屋木材様が開発している圧縮木材は、
1つは、永久固定した硬い圧縮木材であるLIGNOTEX®(リグノテクス)。
プラスチックと同等以上の強度を持ち、これにより従来の軟質針葉樹には不向きだった製品や、これまで木材が使われなかった分野への利用が可能になりました。木材でありながら、防水・防湿性も高められています。
もう1つは、柔軟性を付加した曲がる圧縮木材LIGNOFLEX®(リグノフレックス)。
曲がる木の圧縮には薬剤などを使用しておらず、木材ならではの香り、手触りを楽しめます。通常の木材にはない柔軟性でこれまでにない場所に使うことができ、国産材の利用範囲も広がりました。

“曲がるのに、ちゃんと木”。
このギャップは、言葉よりも体験のほうが早いかもしれません。
驚きとともに迎えられるさまざまな商品は周年記念品や各種ギフトにも好適です。
手になじみ、安心する木の商品たち
iLignos(アイリグノス)
名古屋木材様は、素材としての提案だけでなく、圧縮木材を活かした商品ブランド“iLignos(アイリグノス)”も展開されています。
手に触れる時間が長いアイテムほど、木は力を発揮します。
木目の表情、触れたときの温度、使うほどに増す風合い。
便利さとは別に、「安心する」「落ち着く」「大切にしたくなる」という感情を自然に引き出してくれるのが、木ならではの魅力かもしれません。

FellneFSE2026では商品を展示します
FellneFSE2026では、名古屋木材株式会社様の開発した商品を、“触れて”感じていただけます。
「手になじむ」という感覚をぜひ体感してみてください。
木に触れる機会が減っている今だからこそ、ほっとする瞬間を味わえるかもしれません。

Fellne FES 2026 開催のお知らせ~違いをチカラに。わたしからはじまる、やさしい未来のオフィス~
月経・更年期・不妊治療など、これまで職場では「個人の問題」とされがちだった女性の健康と働き方。近年、法改正や社会的関心の高まりを背景に、こうしたテーマは少しずつ「組織や働き方の課題」として捉え直されるようになってきました。 丸天産業では、3月8日の国際女性デーにちなんで、2026年3月6日に「Fellne FES 2026」を株式会社オカモトヤ様と共同開催します。丸天産業は名古屋会場にて体験型イベントとして、学びや対話、体験を通じて「職場での向き合い方」を考えるきっかけをお届けします。 Fellne FES 2026とは? Fellne FES(フェルネフェス)名古屋会場(丸天産業)は、女性の健康や働き方をテーマに、学び・語り・体験を通じて「職場での向き合い方」を考える体験型イベントです。 Fellne(フェルネ)は、株式会社オカモトヤが展開する取り組みで、女性活躍推進やフェムテックなど、女性のQOL向上につながる「フェムアクション」の選択肢を広げ、実践のハードルを下げることを目的としています。特に中小企業のパートナーとして、実行可能な情報と選択肢を提供しています。 丸天産業はこの趣旨に共感し、オフィス空間事業を共通基盤とした連携により、本イベントを共同開催します。 人・地域・世代・ライフスタイル・働き方――それぞれの違いに目を向け、「知ること」「共有すること」から生まれる新しい選択肢や可能性を少しずつ広げながら、互いを尊重し合える働く場づくりにつなげていきませんか。 フェルネフェスが大切にしている「実装まで考える」視点とは? Fellne FES 2026が大切にしているのは、女性の健康や働き方を「知識」や「制度」の話で終わらせず、実際の職場でどう活かせるかまで考えることです。 女性の健康課題は、人的資本経営やDE&I(多様性・公平性・包摂性)、生産性向上とも関わるテーマとして注目される一方で、「制度は整えたが現場で使われない」「配慮が特別扱いに見えてしまうのではないか」「何から始めればいいかわからない」といった“実装フェーズの難しさ”を感じる企業も少なくありません。 だからこそ本イベントでは、空間・体験・対話を通じて、参加者一人ひとりが自社の状況に照らしながら考え、選択肢を持ち帰れる場であることを大切にしています。 開催概要 Fellne FES 2026名古屋は、丸天産業 本社オフィスを会場に開催します。フロアごとにテーマを分け、参加者が関心や課題意識に応じて自由に巡れる構成としました。「聞くだけ」「見るだけ」で終わらず、自然な対話や気づきが生まれる一日を目指しています。 開催概要|Fellne FES 2026 テーマ:違いをチカラに。わたしからはじまる、やさしい未来のオフィス 日時:2026年3月6日(金)10:00~17:00 会場:株式会社 丸天産業 本社(名古屋市中区栄) 参加費:無料 対象となる方:企業・企業名を記載できる個人・官公庁など 名古屋開催の見どころ~フロア別プログラム紹介 1F|コミュニケーション ― 語り、つながる 1階は、Cafe & Exhibition(カフェ&セミナー・展示)を中心とした交流フロアです。カフェを楽しみながら、登壇者や参加者と気軽に語り合い、女性の健康や働き方について“自分ごと”として考える時間を提供します。※カフェはセミナー参加者限定 Cafe & Talk Session(定員15名) 「違いをチカラに」をテーマに、企業の事例や実践から学ぶトークセッションを開催します。他社の取り組みをヒントに、「自社ではどう活かせるか」を考えるきっかけをつくります。セッション後は登壇者も交えたお茶会を予定しており、参加者同士のリアルな声に触れられる時間です。 Cafe & Seminar(定員15名) 働き方・健康・実務に関わるテーマでセミナーを実施します。知識を得るだけでなく、日常や職場に持ち帰れる気づきを大切にした内容を予定しています。 展示(Exhibition) 登壇者と語り合えるような、ゆったりとした空間に合わせた展示をご用意します。高級ペンやノート、“しなやかに曲がる木”を用いたステーショナリー、天然由来素材のリノリウム床材、体をいたわる家具などを展示します。“実際に触れて知る”体験を通じて、働く場に取り入れるヒントを見つけてみてください。 3F|学び ― 心と身体を整える 3階は、心と身体のコンディションに目を向ける体験フロアです。フェムテックグッズにもご注目ください。 和室 茶席体験(各回5名) 和のお作法や所作に触れながら、思いやりや「間」の感覚を体験し、心を整える時間をお過ごしいただきます。 骨盤底筋トレーニング・身体ケア体験(Experience)(各回8名) 身体の仕組みやセルフケアについて学びながら、健康を“知識”ではなく“体感”として捉え直す機会を提供します。 展示(Exhibition) 10社以上の企業が一堂に会し、フェムテックに関する商品・サービスをご紹介します。骨密度や体組成の測定、日常のセルフケアに関する体験(体組成測定や骨密度測定)のほか、月経カップなど、関心はあっても実際に手に取る機会が少ないアイテムについても、素材感や使い心地のイメージに触れていただけます。また、健康経営につながる各種サービスや、従業員のエンゲージメント向上を支える取り組みなど、職場で活かせるヒントもご覧いただけます。※一部、会場で購入可能な商品もあります。 4F|多様性 ― 組織を見つめ直す 4階は、組織・心理・チームの在り方など多様性について考えを深めるフロアです。 Psychology Workshop(定員20名) 心理学・組織の視点から、職場の関係性やコミュニケーションを見つめ直すワークショップです。無意識の思い込みや捉え方のクセに気づきながら、チームの中で起こりやすいすれ違いを整理し、「より良い関わり方」を考えるきっかけをつくります。 LEGO® SERIOUSPLAY® ワークショップ(定員5名) LEGO® SERIOUSPLAY®メソッドを活用し、言葉にしにくい考えや感情を“形”にして表現する体験型ワークショップです。自分の中にある価値観や前提に気づいたり、他者の視点に触れたりしながら、対話を深める時間をご用意します。 Cafe & Seminar(定員20名) 「なごもっか」は、名古屋市子どもの権利擁護委員の間宮先生によるセミナーです。子どもの権利という視点から、多様性や相互理解について学び、日常や職場での関わり方を見つめ直すきっかけをお届けします。一人ひとりの違いを認め合い、尊重し合える関係性や場づくりについて、考えを深める時間を予定しています。 Fellne FES 2026が目指す、やさしい職場の未来 Fellne FES 2026は、イベント当日で完結するものではありません。ここで生まれた気づきや対話が、それぞれの職場や日常に持ち帰られ、無理のない形で少しずつ活かされていくことを願っています。 大きな変革ではなく、「まずは一つ試してみる」「社内で話題にしてみる」そんな小さな一歩につながる場でありたいと考えています。 編集後記 違いを知ることは、誰かを特別扱いすることではなく、お互いを理解するための第一歩。 Fellne FES 2026が、参加される皆さまにとって自分らしい働き方や、組織との向き合い方を考える小さなきっかけとなれば幸いです。
おわりに
はじめて、圧縮木材を活かした商品ブランド“iLignos(アイリグノス)”に出会った時、心が躍りました。同時に、「いま自分は何を見ているのだろう」という驚きもありました。
「木、なのに曲がる」なんて。
硬いよね? 木って硬かったよね? という常識が、頭の中でハテナ???をどんどん増やしていきます。
そのうえで
「え。ブックカバー作れちゃうんですか!!」
読書好きにはたまらない、やわらかい木のブックカバー。なにそれ。
名刺入れにパスケース、靴べら(男性に大人気)、システム手帳…。
さまざまな商品が、「木目」にした何かではなく、しっかりと手になじむ本物の木として確かな存在感があることに驚きを隠せません。
その興奮のままに、3月来てくださいー! とお願いしてしまいました^^
ぜひ皆様にも、この商品の驚きと心地よさを会場で体感していただけたら嬉しく思います。
FellneFSEを通して、丸天産業は尊重し合える「はたらく」を皆様と一緒にカタチにしていけたらと思います。