オフィスや施設の快適さを考えるとき、
私たちはつい、レイアウトや家具、照明、色合いといった“目に見えるもの”に意識を向けがちです。
けれど実際には、空間の印象や居心地を左右するものは、それだけではありません。
たとえば、そこに漂う空気感やニオイもまた、その場で過ごす人の気持ちに少なからず影響を与えているように思います。
今回ご紹介するのは、ベルビック様。
Fellne FES 2026でも展示出展いただき、会場では消臭体験を通じて、来場者の皆さまに“見えない快適さ”を体感させてくださいました。
今回は、ベルビック様の取り組みをご紹介するとともに、丸天産業がなぜこのテーマに関心を持ち、皆さまにお伝えしたいと考えたのかについても触れてみたいと思います。
目次
ベルビック様とは
ベルビック様は、消臭・無臭化技術を軸に、快適な環境づくりを支えてこられた企業様です。
長年にわたり、ホテルや集合施設などの現場で使われる業務用消臭剤の開発・製造に取り組まれ、近年ではその技術を活かした多様な製品展開やOEM開発にも力を入れておられます。
単に「ニオイを消す製品をつくる」ということではなく、人が過ごす空間をどう快適に整えるかという視点を大切にされています。その根底にあるのは、多様な人が集まり、共に過ごす空間において、ニオイへの配慮もまた環境配慮のひとつである、という考え方です。
ニオイへの配慮が、なぜ今あらためて大切なのか
オフィスには、実にさまざまなニオイがあります。
外出先から戻ったあとの汗のニオイ、
雨の日の濡れた衣類や靴のニオイ、
昼食後の食べ物のニオイ、
あるいは香水や柔軟剤、芳香剤、清掃用品の香りなど。
どれかひとつが問題というよりも、それらが重なったときに、知らず知らずのうちにストレスにつながることがあります。
しかもニオイは、見えません。
見えないからこそ、共有しづらく、指摘しづらく、その一方で、空間の印象や居心地にはしっかり影響している。そんな、少し繊細で、でも確かに存在する要素なのです。
また、自分にとっては心地よい香りであっても、体調や体質、感じ方の違いによっては不快に感じられることもあります。
多様な人が集う職場や公共空間では、誰かにとっての快適さだけでなく、できるだけ多くの人が自然に過ごせる状態をつくることが大切です。
ベルビック様の技術は、まさにその視点に立ち、さまざまな技術・商品を開発し続けています。

ベルビック様の消臭技術の特長
ベルビック様の消臭技術の特長は、香りで覆い隠すのではなく、不快なニオイに直接はたらきかけて無臭化するという考え方にあります。
特長として挙げられるのは、たとえば次のような点です。
- ベルビックの消臭剤は、無色・無臭(場所を選ばない)
- よい香りは消さない(悪臭だけを消して、香水や果物の草木のニオイは消さない)
- 悪臭に直接はたらきかけ無臭化するので、繰り返し使う必要がない(エコ仕様)※
※あらたな悪臭が発生した時に使用する - 抗菌性により悪臭が好む雑菌を抑制(持続性)
- 異なる種類のニオイにも対応(万能型)
ニオイはアルカリ性臭や酸性臭などの複合臭です。ベルビックの消臭剤は、どちらもバランスよく消臭することができます。


「香りを加えることで整える」のではなく、空間本来の空気感を大きく変えずに、不快な要素だけを減らしていく。この考え方は、とても誠実で、空間への配慮に満ちています。
どんな事業を展開しているのか
ベルビック様は、35年にわたり、現場のプロが使う業務用消臭剤の開発・製造に取り組んでこられました。ホテルや各種施設など、ニオイへの対応が求められるさまざまな現場で活用されてきた実績があります。
近年では、そうした技術を活かしながら、企業のブランドコンセプトや用途にあわせたOEM製品の開発にも取り組まれています。製品形状も、スプレー、ビーズ、シートなど多様で、設置環境や使い方に応じた提案が可能です。
また、消臭製品の提供だけでなく、
- ニオイにお困りの物件や場所の消臭施工
- ベルビックの消臭施工部隊による現状分析・消臭施工
(例)火事に見舞われた物件の消えない火事臭のニオイ除去
長年放置された倉庫や異臭の消えない施設の消臭施工
喫煙臭が染みついてしまっている改修前などの施設の消臭など - 自社ブランドでの消臭製品開発(OEM)
ノベルティなどスポット商品の製造対応も可能です。 - プロ用の業務用資材の代理販売
など、
単品販売にとどまらない幅広い対応ができる点も大きな強みです。
施設全体のニオイ対策が必要となる場面や、移転・改修・リニューアル前後の空間調整など、空間づくりの現場とも親和性の高い取り組みだと私たちは考えています。

Fellne FES 2026でもご出展いただきました
Fellne FES 2026では、ベルビック様に展示出展いただき、会場では消臭体験を通して、その技術や考え方に触れていただく機会をつくってくださいました。
実際に体験してみることで、ニオイへの配慮が「単なる対策」ではなく、人が心地よく過ごすための環境づくりにつながっていることを、より身近に感じられた方も多かったのではないかと思います。


Fellne FESは、女性の健康や働き方、多様性への理解をきっかけに、よりやさしい未来のオフィスを考えるイベントです。その中でベルビック様の展示があったことは、空間の快適さを考える視点を、さらに一歩広げてくれたように感じました。

Fellne FES 2026 開催レポート~違いをチカラに。わたしからはじまる、やさしい未来のオフィス
2026年3月6日、丸天産業 本社オフィスにて女性の健康と働き方をテーマとした体験型イベント 「Fellne FES 2026」 を開催しました。 本コラムでは、当日の会場の様子や参加者の声を交えながら、イベントの開催レポートをお届けします。当日の雰囲気や、そこから生まれた気づきが、皆さまの職場づくりのヒントにつながれば幸いです。 Fellne FES 2026を開催しました 2026年3月6日、丸天産業 本社オフィスにて「Fellne FES 2026」 を開催しました。 月経・更年期・不妊治療など、これまで職場では「個人の問題」とされがちだった女性の健康課題。近年は、法改正や社会的関心の高まりを背景に、企業や組織として向き合うべきテーマとして注目されるようになってきました。 Fellne FESは、そうしたテーマを単なる知識として学ぶだけでなく、「職場でどのように実装していくのか」を考える体験型イベントです。 当日は企業・団体・学生など幅広い立場の方々にご来場いただき、セミナー・ワークショップ・展示・体験を通して、女性の健康と働き方について考える一日となりました。 今回のイベントには 174名が来場し、51名の方からアンケート回答をいただきました。 株式会社オカモトヤ様との共同開催 本イベントは、女性活躍推進サービス 「Fellne」 を展開する株式会社オカモトヤ様との共同開催として実施しました。 Fellneは、女性活躍推進やフェムテックなど、女性のQOL向上につながる「フェムアクション」の選択肢を広げる取り組みです。丸天産業もその想いに共感し、オフィス空間づくりに関わる企業として 働く環境 健康 キャリア 組織文化 を横断的に考える場をつくりたいという思いから、本イベントが実現しました。人、地域、世代、働き方、ライフスタイル。それぞれの違いを理解し合うことが、これからの職場づくりにつながる第一歩になると考えています。 当日の会場の様子 イベント当日は、丸天産業のオフィスを会場に、フロアごとにテーマを設けたプログラムを実施しました。 会場では ・登壇者の話に熱心に耳を傾ける参加者・展示ブースで実際に製品やサービスを体験する姿・企業同士が情報交換する様子 など、さまざまな交流が自然と生まれていました。「女性の健康や働き方」というテーマは、ときに話しづらさを感じるものでもあります。しかし、体験や対話を通じて「自分ごと」として考える時間が生まれたことで、多くの参加者が新しい気づきを持ち帰られた様子が印象的でした。 フロア別プログラム 1F|コミュニケーション ― 語り、つながる 1Fでは、カフェ空間を活かしたトークセッション・セミナー・展示を開催しました。 企業の実践事例をもとにしたトークセッションでは、 他社の女性活躍の取り組み 組織づくりの工夫 職場の課題 などが共有され、参加者同士の活発な対話が生まれました。 また、AI活用や健康に関するセミナーなど、働き方のヒントにつながる学びの機会も提供しました。 カフェの運営にはjam’s TACOS様・MALIBU COFFEE様にご協力いただきました 会場の雰囲気がより温かく柔らかなものとなりました 骨盤底筋エクササイズによる尿失禁の改善事例とhermot体験としてまずは基礎知識を学びました 令和の子育て世代にフィットした経営戦略としての仕事と育児の両立支援とは?として企業様の意見も交えトークセッションを開催しました AI BLOOM JAPANリスキニングプログラムについて説明しつつ今日から使える実践的なAIをご紹介しました 3F|学び ― 心と身体を整える 3Fでは、身体と心のコンディションに目を向ける体験型プログラムと展示を実施。特に人気だったのは 骨盤底筋トレーニング 身体ケア体験 フェムテック展示 などの体験コンテンツです。アンケートでは 「社内環境整備への学びが多かった」「女性だけの視点がメインではなく男性にも寄り添った内容」 といった声も寄せられました。 また、和室で行われた茶の湯体験では「心が落ち着く時間だった」「和の文化に触れられた」などの感想が多く寄せられました。 3Fフロアの様子 チェアの座り心地を体験しながら働き方を考える コクヨマーケティング様 骨盤底筋トレーニング DoFem様 あの有名な場所の香りが実は・・・?!と香り体験をしながらその影響の凄さに大反響 アーバンゲートアジア様 茶の湯体験 講師鈴木様 地域に貢献する自動販売機 ダイドードリンコ様 体組成や骨密度を測定できる体験も 八神製作所様 いやなニオイだけをカットする消臭体験を ベルビック様 働く女性に優しいユニフォーム展開 マタニティウェアも 飯島産業様 月経カップを直に触って体験できる なかなかお手洗いに行けない製造業系やバリキャリ女子に好評 ゴムノイナキ様 他にも、アプリで健康課題を見える化できるFlora様や、フェムテックに関するさまざまなグッズを紹介してくださったDoFem様、かけるとチークやアイメイクをしているように見える眼鏡を展示くださった伊藤光学工業様や、セミナーもしてくださった学び舎mom様やなごもっか様・ブランドパートナー様などさまざまな企業様が集結してくださいました。 4F|多様性 ― 組織を見つめ直す 4Fでは、組織やコミュニケーションをテーマにしたワークショップなどを開催しました。心理学を取り入れたワークショップでは、 組織の暗黙課題 コミュニケーションのズレ 無意識の思い込み などを可視化する取り組みが行われました。 参加者からは 「他社の視点から意見をもらえて刺激になった」「組織課題を客観的に考える機会になった」 といった声が寄せられました。 レゴワークショップ レゴを使った自己理解が衝撃的!との声も なごもっか様セミナー 子どもとの接し方について非常に勉強になったとの声も 組織の暗黙課題を見える化 心理学視点の面白いワークだと好評 アンケート結果から見えたこと 今回のイベントでは、参加者から非常に高い評価をいただきました。 イベント満足度 アンケートにご回答いただいた方の内訳は下記のような形となりました。 イベント全体の満足度についてお聞きしたところ、 72.5%が「とても満足」27.5%が「満足」 と回答しており、満足度100%という結果となりました。 また、 「同様のイベントがあれば参加したい」という回答は100% という結果となり、今回の取り組みへの関心の高さがうかがえました。 参加者の声 アンケートでは、次のような声が寄せられました。 女性活躍の具体的な取り組みを知ることができた 他社事例を聞けてとても参考になった 男性でも学びになる内容だった 理念の実践ということがどういうことか分かった 展示や体験が多く、視野が広がった 自社の課題を考えるきっかけになった など女性だけでなく、組織づくり・働き方・健康経営の視点から学べたという声が多く見られたことが印象的でした。 職場の課題として多かったテーマ アンケートでは、参加者の職場課題として ワークライフバランス キャリア形成・昇進 育児・介護との両立 などが多く挙げられました。 女性の健康や働き方というテーマは、個人の問題ではなく、組織全体の働き方に関わるテーマであることが改めて浮き彫りになりました。 おわりに Fellne FES 2026は、イベント当日で完結するものではありません。 ここで生まれた気づきや対話が、それぞれの職場や日常に持ち帰られ、 新しい制度を考える 社内で話題にしてみる 小さな取り組みを始めてみる そんな次の一歩につながることを願っています。 違いを理解することは、誰かを特別扱いすることではなく、互いを尊重するための第一歩。Fellne FESが、働き方や組織づくりを見つめ直す小さなきっかけとなれば幸いです。 本イベントの開催にあたり、ご来場いただいた皆様、ご登壇・ご出展いただいた企業の皆様、そしてご協力いただいたすべての関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
環境づくりには五感に関わる要素も大切
丸天産業は、オフィスや施設の空間づくりに携わる中で、家具や内装だけでなく、その場でどのように過ごせるかを大切にしてきました。
働きやすい空間、心地よい空間、居たくなる空間。
そうした場を考えるとき、見た目の美しさや機能性だけでなく、音、温度、光、動線、素材感、そしてニオイといった、五感に関わる要素も見過ごせないものだと感じています。
ベルビック様の取り組みは、まさにそうした見えにくいけれど、確かに快適さに関わる要素に向き合うものといえるのではないでしょうか。
こんな商品もあります
オフィス空間にもなじむ無臭設計の消臭スプレー
ULTRA DEO/ウルトラデオ(除菌・消臭スプレー)

特徴
・無臭設計で使用場所を選びません
・優れた消臭効果で、気になる時だけ、気になる場所に!
・自分自身への快適さ・心地よさをテーマに、化学の幾何学をハートに表現した柔らかいモチーフの新デザインボトル。オフィスやインテリアに違和感をもたせない。
空間になじむデザインの消臭ビーズ
(補充液をいれるだけ・使い捨てではないエコ仕様)

特徴
・無臭設計・悪臭を消臭しよい香り(アロマや好みの芳香剤)は消しません
・高い消臭効果がありながら、消臭剤にみえない幾何学ハートのデザイン
・使い捨てではありません。補充液を足すだけのエコ仕様
香料不使用のクリナー
デスクまわりの汚れに

特徴
・デスクにしみついたペンやシミや汚れおとしに。
・消臭屋がつくった香料不使用の万能クリナー。香りをつけていません。
・汚れをキレイにすると、気分もすっきり。
快適な働き方や空間づくりへの広がり
近年、働き方やオフィスに求められるものは、少しずつ変わってきています。
機能的であることはもちろん、安心できること、落ち着けること、無理なく過ごせること。
そうした“感覚的な快適さ”が、これまで以上に重視されるようになってきました。
たとえば、移転やリニューアル時に気になる残り香や、長年使われてきた施設特有のこもったニオイ。
あるいは、人が集まる場所だからこそ発生しやすい、日常的なニオイの悩み。
そうしたものを丁寧に整えることは、空間の印象を良くするだけでなく、そこで過ごす人の心理的な負担を減らすことにもつながります。
ニオイ対策というと、少し限定的なテーマに聞こえるかもしれません。
けれど実際には、ウェルビーイング、健康経営、多様性への配慮、快適な職場環境づくりともつながる、とても広がりのあるテーマです。
今後、空間デザインやオフィス提案を考えるうえでも、こうした視点がより自然に組み込まれていくと、働く場はさらにしなやかにやさしく、居心地のよいものになっていくのではないでしょうか。
おわりに
空間づくりというと、どうしても目に見えるものに意識が向きます。
けれど本当に心地よい空間とは、見た目だけでなく、そこに流れる空気や感覚まで含めて整えられている場なのかもしれません。
ベルビック様の取り組みに触れて、私たちもあらためて、「快適さは、もっと細やかに考えられる」と感じました。目に見えないけれど、たしかにそこにあるもの。そうした価値にも目を向けながら、丸天産業としても、これからの快適な働き方や空間づくりにつながるヒントを、少しずつ皆さまと共有していけたらと思います。