私たちは日々、同じ空間で働き、同じ景色を見ているようでいて、その感じ方や受け取り方は、一人ひとり異なっています。「当たり前」と思っていることも、誰かにとっては少し違って見えているかもしれません。
その“違い”に目を向けることは、これからの働き方や社会のあり方を考える上でも、大切な視点の一つだと感じています。

今回、丸天産業は、名古屋市が主体となって実施する「発達障害啓発プロジェクト2026」に、栄4丁目5丁目の会として協力連携いたします。

発達障害啓発プロジェクトとは

出典元:名古屋市発達障害啓発プロジェクト2026パンフレット

発達障害啓発プロジェクトとは

名古屋市発達障害啓発プロジェクト2026は、発達障害のある方の個性や多様性を理解し、支えていく社会を目指して実施される、名古屋市主体の取り組みです。
4月2日の「世界自閉症啓発デー」を契機に、ブルーライトアップや各地での展示、情報発信イベントなどを通して、発達障害について知るきっかけを広げています。

発達障害について知り・学び・正しい配慮を

発達障害は、生まれつきの脳の働き方の違いによるもので、物事のとらえ方や感じ方、得意・不得意の現れ方が一人ひとり異なります。同じ診断名であっても特性や困りごとはさまざまであり、その人に合わせた関わり方や配慮が大切です。
例えば、

  • 短く具体的に伝える
  • 視覚的に分かりやすくする
  • 少し待つ、見守る

といった小さな工夫が、日常の中での理解や関わりを大きく変えていきます。

まずは知ること、学ぶこと、そして配慮のあり方を考えること。
そのきっかけを、このプロジェクトは社会全体に広げています。

イベント情報 ― さまざまな企業・地域が参加

このプロジェクトの特徴は、一つの会場だけで完結するものではなく、名古屋市内のさまざまな地域・企業・大学・施設が連携して展開されていることです。栄エリアをはじめ、星が丘、名駅、港エリアなど、市内各地でそれぞれの特徴を活かした展示や企画が行われています。
また、多くの協賛企業・協力企業・団体が関わりながら、さまざまな形でこの取り組みが広がっています。
「こんな場所でも、こんな企業でも取り組まれているんだ」
そんな視点で、ぜひ公式サイトもご覧いただければと思います。

出典元:名古屋市発達障害啓発プロジェクト2026パンフレット
出典元:名古屋市発達障害啓発プロジェクト2026パンフレット

栄4丁目5丁目の会の協力連携について

丸天産業は、イトーキ様・コクヨマーケティング様・オリバー様とともに、「栄4丁目5丁目の会」として本プロジェクトに協力連携します。市内各地で展開されている取り組みの一つとして、わたしたちは塗り絵ワークショップと制作物の展示をおこないます。

開催概要 ― 栄4丁目5丁目の会 ―

概要

  • 2026年4月2日
    さふらんの会ヨナワールドメンバーさんとともに塗り絵ワークショップ
  • 2026年4月3日~4月10日
    各企業にて制作物展示

企業内での展示という特性もあり、展示閲覧いただける方は、栄4丁目5丁目の会関係者の皆様・お客様に限りますが、ご覧いただきながら
「市内全体で展開されているプロジェクトの一部としての展示」
であることも、感じていただければと思います。

本企画の特徴

本企画では、作品制作と展示を通じて、「感じ方の違い」を視覚的に伝える場をつくります。
ヨナワールドのメンバーの皆さまが描いた「地球」「サイダー」「イルカ」というモチーフ。
私たちが無意識に「青」と結びつけているこれらの題材に対し、それぞれの感性で色を重ねていくことで、一つの作品を完成させていきます。
「同じものを見ていても、感じ方は異なる」
その気づきを、視覚体験を通して受け取っていただくことを目指しています。
また来場者の方には、
「あなたなら、何色で表現しますか?」
という問いかけを通じて、自身の感じ方に目を向ける機会も。

制作された作品はカード化され、展示および来場者へのプレゼントとして配布を予定しています。

協力

社会福祉法人さふらん会ヨナワールド様
栄4丁目5丁目の会
(株式会社イトーキ様、コクヨマーケティング株式会社様、株式会社オリバー様、丸天産業)

社会福祉法人さふらん会ヨナワールド様について

本プロジェクトでは、社会福祉法人さふらん会様が運営する「ヨナワールド」と連携し、取り組みを進めています。ヨナワールドは、障がいのある方と一般の方がともに関わりながら、「ともに創り、ともに働き、ともに生きる」ことを大切にした場です。

どんなことをしている?

ヨナワールドでは、カフェ運営やケーキ・雑貨制作、アート作品の創作など、日々の活動を通じて一人ひとりの個性や感性が表現されています。そこには、「支援する・される」という関係にとどまらず、
共に関わりながら価値を生み出していく、自然で対等な関係性があります。

今回の企画においても、メンバーの皆さまの表現が中心となり、私たち自身の固定的な見方や捉え方に新たな気づきをもたらします。

プロジェクトへのご協力について

ヨナワールドのメンバーの皆さまが描いた作品は、既成の枠にとらわれない自由な発想と、豊かな感性によって生み出されています。今回のプロジェクトでは、その表現を起点として、「同じものを見ていても、感じ方は異なる」ということを視覚体験的に共有していきます。作品は単なる展示ではなく、一人ひとりの見え方や感じ方の違いを映し出す存在として、来場者の気づきにつながることを目指しています。

おわりに

多様性という言葉が広く浸透する中で、その本質は「違いを知ること」だけでなく、「違いとどう向き合うか」にあると考えています。本取り組みは、体験を通じてその理解を深める機会の一つです。

丸天産業としても、空間づくりや体験設計に関わる企業として、多様な価値観や感性が尊重される場づくりに取り組み、社会に対して価値を提供してまいります。