今月、2025年6月1日から、事業者に対して「熱中症対策」が義務付けられます。(労働安全衛生規則の一部が改正)もう対策ばっちり、という方、あと少し、という方にも。おさらいをしつつ、毎年の酷暑や夏バテ対策・ご自身の体調管理について厚生労働省からも抜粋しながらご紹介します。
「熱中症対策」義務付け 基本的な考え方


熱中症のおそれがある労働者を早期に見つけ、その状況に応じ迅速かつ適切に対処し重篤化を防止するため、「体制整備」、「手順作成」、「関係者への周知」が事業者に義務付けられます。「WBGT28度以上又は気温31度以上の環境下で連続1時間以上または1日4時間を超えて実施」が見込まれる作業に対して、対象となります。対応を怠った場合、労働安全衛生法22条違反として罰則「6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金」が適用されます。
熱中症症状を確認しよう



対策はこうやってしよう
応急手当 水をかける

熱中症で倒れた場合は上図のように全身を急速冷却!
「応急手当が運命を左右する」と覚えておきましょう。
水分と塩分をとる
1日3食、食べることで必要な塩分を確保
熱中症対策にはこまめな水分補給と休憩がとても大切です。のどの渇きに関係なく、定期的に水分を補給しましょう。また、水分だけでなく塩分を摂ることも大切です。1日3食をしっかり食べることで、必要な塩分量も確保しましょう。
暑熱順化
暑さに慣れるためには、「暑熱順化」も効果的と言われています。
ポイントは、汗をかくこと。運動や入浴など日常生活の中で、数日から2週間程度かけて体を慣らすことができるそうです。数日休むと「慣れ」も「ゼロ」になるそうなので、休日の日常生活でも注意しながら過ごしてみましょう。
熱中症情報を確認!
アラートは、5時に「きょう」の地図、14時と17時に「あす」の地図になります。暑さ指数は3日間の予測もでます。
明日は大丈夫かな?明後日は?など仕事の予定を立てつつ体調管理にも役立ててみてください。
対策商品をご紹介




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